全国の人気温泉地から最新の情報をお届けします。
温泉旅やワーケーション、温泉地の地域活性ビジネスをご参考にどうぞ。
今回は
・指宿駅前の商店街再生計画が始動
・和倉温泉復興に向けた協議会が設立
・宮城県が湯治客を宿泊税の免除対象にすることを検討
といった記事が気になりました。
- 北海道|登別温泉・定山渓温泉・洞爺湖温泉
- 鹿児島|指宿温泉
- 石川|和倉温泉
- 宮城|秋保温泉・鳴子温泉郷
- 岩手|鉛温泉・盛岡つなぎ温泉
- 静岡|修善寺温泉
- 静岡|伊東温泉
- 富山|宇奈月温泉
- 静岡|稲取温泉
- 福島|東山温泉
- その他
北海道|登別温泉・定山渓温泉・洞爺湖温泉
温泉ランキング | ||||
登別 | 100選 | 6位 | じゃらん | 4位 |
定山渓 | 34位 | - | ||
洞爺湖 | 45位 | 18位 |
道央エリアのサウナ自慢の温泉宿を巡るスタンプラリーが開始予定
「カーミー」の記事です。
温泉(泉質)フリークが目的を持って温泉を訪れるような明確な目的意識がない場合に、こういったサウナというプラス要素があるのは喜ばれそうですね。
ブームが去ったと言われるキャンプほどの規模ではないにせよ、サウナへの注目はまだ続いているようですし、温泉との親和性も高そうです。
登別で5つの泉質を楽しめる第一滝本館、北湯沢温泉にある野口観光の人気宿など、人気宿も揃っていて面白そうです。
スタンプラリは今日2024年7月1日(月)から12月31日(火)まで開催予定です。
鹿児島|指宿温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 7位 | じゃらん | 15位 |
アーケードの撤去ほか、商店街再生が始動
「南日本新聞」の記事です。
温泉地に限らずシャッター商店街は日本全国で目立つ場所が増えていますね。
大型商業施設の進出、人口減とともにやむを得ないでしょうが、人が集まるところであれば仕掛け次第で商店街が息を吹き返すことは起きています。
とはいえこれまでの既得権益でビジネスが成立するわけでもなく、分析を行いDXに対応していかないと難しそうです。
同じく人気の新婚旅行先となった歴史のある熱海も約10年前は熱海銀座もシャッターが目立っていたそうです。
熱海外でもビジネス経験のある方などにより今や人気スポットになり、地価高騰率も二桁です。
しかし銀座と熱海駅前商店街を除くとシャッターが目立つのも事実。
1974年に宿泊者数が490万人(2023年は296万人)だったことを考えると、その当時に戻ることは難しいですし、人口も少ないので過去に戻るのではなく、新たなモデルをイメージして生み出すことが必要かと思います。
2028年度まで続く指宿の再生計画がどのように進むのか、楽しみですね。
アーケード撤去は今夏から開始予定です。
石川|和倉温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 12位 | じゃらん | 14位 |
復興に向けた協議会が設立
「中日新聞」の記事です。
大きな被害を受けた和倉温泉のリスタートが始まろうとしています。
和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会協議会 多田健太郎代表
誰かが用意してくれた未来ではなく、自分たちで希望する未来をつくっていけるような温泉地にしていきたい
-出典:中日新聞記事
代表についた多田屋の六代目のコメントが掲載されています。
50歳前の協議会代表や他にも若手の旅館、商店のメンバーが参加しており、ぜひこれからを担っていくメンバーによる新生・和倉温泉に期待したいですね。
復興プランは2025年の2月に発表予定です。
宮城|秋保温泉・鳴子温泉郷
温泉ランキング | ||||
秋保 | 100選 | 27位 | じゃらん | 28位 |
鳴子 | 28位 | 43位 |
湯治客を宿泊税の免除対象として検討
「東日本放送」の記事です。
観光客がホテル、旅館に宿泊することをイメージしていましたが、湯治客やリゾートマンションのゲストルームも一般的には対象になりますね。
私のマンションにもゲストルームがありますが意識したこともありませんでした。
管理会社の手間を考えたのですが、すでに入湯税で対象しているし問題はなさそうですね。
湯治客を対象に免除するとは素晴らしいアイデアですね。
国内外の客が湯治客が否かを判断する基準作りが求められますが、効能の良さを再認識させることができるかもしれません。
鳴子温泉郷などまさにマッチしますし、前向きな検討が進むことを期待しています。
岩手|鉛温泉・盛岡つなぎ温泉
温泉ランキング | ||||
鉛 | 100選 | 40位 | じゃらん | 49位 |
盛岡つなぎ | 57位 | - |
盛岡藩の湯治事情を知る展示会が開催中
「盛岡経済新聞」の記事です。
個人的にとても気になる展示会です。
訪日客向けにも効能のアピールをもっとすべきではと感じており、江戸の時代から日本人がつきあってきた温泉の情報は興味を持たれそうです。
盛岡藩(もりおかはん)は、陸奥国北部(明治以降の陸中国および陸奥国東部)、現在の岩手県中部を地盤に青森県東部から秋田県北東部にかけての地域を治めた藩。
藩主が南部氏だったため南部藩とも呼ばれる。居城は盛岡城(陸中国岩手郡、現在の岩手県盛岡市)である。
家格は外様大名で、石高は長らく表高10万石であったが、内高はこれより大きく、幕末に表高20万石に高直しされた。-出典:ウィキペディア
3代藩主の南部重直は箱根や熱海に湯治にでかけた記録も残っているそうです。
展示会が終わったらいつかウェブコンテンツにしていただけると、盛岡までなかなかいけない方、海外の方にも魅力が伝わりそうですし、ぜひお願いしたいですね。
この展示会は2024年7月7日(日)まで開催予定です。
静岡|修善寺温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 49位 | じゃらん | 44位 |
電気機関車の展示イベントを開催予定
「鉄道コム」の記事です。
鉄道に疎いので機関車といえばこういったイベントが行われるのは蒸気機関車なのかと思っていました。
電気機関車も約80年の歴史がある車両はイベントが行われるんですね。
鉄道好きの方はせっかく修善寺まで行ったら温泉にも行くのかわかりませんが、非温泉イベントと温泉地でコラボしたり、イベントをかぶせたりしてもよさそうですね。
とくに駅から徒歩すぐのところに温泉地があるわけでもありませんしね。
電気機関車の車両展示イベントは2024年7月7日(日)に開催予定です。
静岡|伊東温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 55位 | じゃらん | - |
恒例の花火大会が今年も開催
「OZmall」の記事です。
開催までまだ1ヶ月以上先だからなのか、伊東やこの後に取り上げる稲取も記事になっていることをあまり目にしていません。
周辺の花火大会はすでに集客もうまくいっており、ほかのイベント等の情報発信にリソースを割いているのかもしれませんね。
私も熱海で暮らして初めての夏を迎えようとしていて、花火大会が行われる夏の伊豆、熱海をまだ知りません。
せっかくなので後述の稲取も含めて周辺の主な花火大会情報をまとめてみます。
温泉地 | 大会名 | 開催予定(2024年夏) |
湯河原 | 湯河原温泉花火大会 | 8月3日(土) |
伊豆山 | 伊豆山温泉納涼海上花火大会 | 8月3日(土) |
熱海 | 熱海海上花火大会 | 7月26日(金)・8月5日(月)・8月8日(木)・8月18日(日)・8月23日(金) |
網代 | 網代温泉海上花火大会 | 8月16日(金) |
伊東 | 按針祭海の花火大会 | 8月10日(土) |
熱川 | 熱川海上花火大会 | 7月27日(土) |
稲取 | 稲取温泉花火演舞 | 7月22日(月)から26日(金)、8/26(月)から30日(金) |
※それぞれ記載以外にも花火大会の予定がありますので、詳細情報は各観光協会などの公式ページでご確認ください。
スケジュールを確認して大渋滞、高額の駐車料金を避けるようお気をつけください。
富山|宇奈月温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 61位 | じゃらん | 45位 |
温泉街の女将がもてなすイベントが毎月開催へ
「北日本新聞」の記事です。
能登半島地震の影響でトロッコ電車の全線が開通しておらず、折り返し運転で1時間近く短くなってしまっています。
観光で訪れる方は目的によってニーズは異なるでしょうが、こういう時間にどんなことを求めるんでしょうね。
前もってスケジュールは立てられますし、グルメに温泉に年齢、国内外でさまざまなアイデアを考えそうです。
訪日客向けには抹茶と和菓子、女将による話も珍しいでしょうし、受け入れられる気もします。
女将によるイベントは先週の2024年6月29日(土)から始まっていて、毎月最終土曜日に開催予定です。
静岡|稲取温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 64位 | じゃらん | - |
恒例の花火大会が今年も開催予定
「OZmall」の記事です。
前述でまとめた大会以外にも同じ場所で他にも花火は打ち上げられます。
もう、熱海同様に年を通じてスケジュールをずらしてもっと打ち上げて、花火の東伊豆と謳いましょう笑
イベント開催予定は伊東温泉の欄でご確認ください。
福島|東山温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 74位 | じゃらん | - |
5年ぶりに開催予定の盆踊りを東京都台東区民にアピール
「福島民報」の記事です。
東山温泉の盆踊りが5年ぶりに再開予定であることは別の記事でも知っていましたが、今回の記事はその盆踊りを台東区民にアピールするというもの。
ソース記事を見て、盆踊りが戦時中の疎開児童を励ますために生まれたということを初めて知りました。
80年と読んでとても昔に感じていましたが、今が戦後80年なんですね。
私の曽祖父が有名な方々の墓を建立した記念に始まった祭りも同じくらいの長さなので、よく考えてみたらそれほど古い話でもありませんでした笑
東山温泉の盆踊り大会は現在クラウドファンディングで支援を募集中です。
老舗旅館の庭園が国の登録記念物へ
「福島民報」の記事です。
建造物が登録有形文化財として注目されることが多い温泉宿(関連記事)で、今回は庭園が答申されるというものです。
向瀧は向瀧客室棟(会議室、菊の間他)、向龍玄関、向龍はなれが登録有形文化財に指定されており、庭園も登録されるとは素晴らしいですね。
維持する大変さもあるかと思いますが、映画やテレビなどでもっとロケ地に使い、美しさを広げていっていただきたいものですね。
他に登録されている登録記念物(名勝地関係)はこちらからご覧いただけます。
粟津温泉(加賀温泉郷)にあり、1300年の歴史を誇る旅館・法師の庭園も登録されています。