温泉360°(オンセンサンロクマル)|温泉まとめ

日本の温泉地の観光からビジネス、ランキングなどさまざまな情報をまとめてお届けします。

温泉360°

熱海、嬉野、野沢、伊東、湯田温泉ほか、温泉地ニュース(9/17週)


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全国の人気温泉地から最新の情報をお届けします。
温泉旅やワーケーション、温泉地の地域活性ビジネスをご参考にどうぞ。

今回は
熱海温泉で熱海キムチ誕生!?
嬉野温泉でビーツを使ったご当地メニュー開発
といったご当地グルメ関連のニュースの他、
野沢温泉で不動産投資が活発化
といったニュースが届いています。

石川|和倉温泉

温泉ランキング
温泉100選 12位 じゃらん 15位

ハロウィンイベント開催へ

kanazawabiyori.com

「金沢日和」の記事です。

和倉温泉のハロウィンイベントは記憶に残っているのか、自然と"今年も…"と書き出そうとしました。
継続的に開催され、習慣化する中で、観光やご当地グルメの魅力が伝わっていくんでしょうね。
自主予算に限らずクラファンもある時代ですし、さまざまな手法でファンへのアピール、情報発信をしていけるといいですね。

"映える"スイーツにも出会えそうですし、ぜひスタンプラリーに参加して豪華景品を当てましょう。

開催は2023年10月1日(日)~10月31日(火)の予定です。

静岡|熱海温泉

温泉ランキング
温泉100選 17位 じゃらん 8位

飲み歩きクーポンキャンペーンがスタート予定

www.drivenippon.com

「ドライブニッポン」の記事です。

2023年9月からテストが行われていた夜の飲食店を飲み歩くクーポン企画が、10月から正式にスタート予定です。

泊食分離がすでに進んでいるという話を関係者から聞いたことがありますが、実際にはどの程度進んでいるんでしょうか。

昭和レトロがブームにもなっており駅前以外のビーチ周辺の活性化も進んでいるようですが、集まるのは地元の方々がメインという話も聞きます。
移住人気も高いので観光客だけでなく地元の方々にも利用されることはとても重要でもありますね。
地元の方も集まる店舗で観光客との交流が生まれるとすると、これも新たな魅力になりそうです。

とはいえ若い層のアルコール離れは進んでおり、ノンアル、ライト発泡、スイーツコラボといった新たなメニュー提案も求められそうです。

地域ブランド「A-PLUS」を現地で食べられるアピール、スイーツ以外のご当地メニューの再開発、JR東日本との連携強化など、アイデアがいくらでも出てくるのが今の熱海の勢いなんでしょうね。

正式キャンペーンは2023年10月1日(日)から12月22日(金)までの予定です。

atami.hashigo-zake.com

 

グルメイベントが開催予定

www.bcnretail.com 

「BCN」の記事です。

今回はどちらもグルメ×熱海の記事でした。
こちらは熱海梅園もみじまつりの開催にあわせて、キムチ作り体験ほか韓国文化を楽しめるイベントが開催されます。

このイベント内で熱海の特産物を使った熱海キムチのお披露目もされるそうです。
どんなキムチになるのか楽しみです。

キムチは定食にもよし、お酒のつまみにもよし、いつか前述の夜のはしご酒キャンペーンの目的の一つになるようになればいいですね。

イベントは2023年11月11日(土)・12日(日)に開催予定です。

福井|あわら温泉
石川|山中温泉山代温泉
富山|宇奈月温泉

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あわら 温泉100選 22位 じゃらん 45位
山中 32位 19位
山代 40位
宇奈月 49位 49位

2024年3月、全国の新幹線駅に「温泉」が入る半分が北陸に

www.asahi.com

朝日新聞デジタル」の記事です。

駅名に「温泉」が入っていることに関する日本政策投資銀行のリポートが記事になっています。

駅名に温泉が入ることがデメリットにはなることはあまりないでしょうが、メリットにもなるような気がしません。
個人的には「新幹線駅から徒歩で行ける温泉地なのに盛り上がっていない、人が少ないということは…」という印象を逆に受けたくらいです。

改めて、2024年3月の北陸新幹線延伸で6つになる駅を調べてみました。

  駅名 開業年(※) その他
1 かみのやま温泉駅 1992年 温泉街までは徒歩で約20分
それ以前の在来線駅名は上ノ山駅
2 黒部宇奈月温泉駅 2013年 温泉街の最寄り駅は富山地方鉄道本線宇奈月温泉駅
3 加賀温泉駅 2024年 加賀温泉という温泉地はなく、加賀温泉郷という総称がある
山代温泉まではバスで約40分、山中温泉まではバスで約50分、片山津温泉まではバスで20分強。小松市にある粟津温泉粟津駅が最寄り駅
4 芦原温泉駅 温泉街まではバスで15分強
住所表記はあわら市、最近はあわら温泉表記が多め
5 武雄温泉駅 2022年 温泉街までは徒歩で約10分
6 嬉野温泉 温泉街まではバスで10分強

※新幹線駅の開業年

全部で6駅で、3つが北陸、2つが西九州で全て新しい駅なので、今すぐに答えは出ず、求めるものでもなさそうです。
昭和の時代とは異なり、もはや新幹線が目的ではないのだとすると、公共交通機関が発達している今、新幹線駅は便利ではあれども目的にはなり得ないのかもしれませんね。

新幹線の利便性を活かしての加賀温泉駅前の医療・商業施設開発には期待できそうです。

佐賀|嬉野温泉

温泉ランキング
温泉100選 23位 じゃらん 18位

嬉野市が西洋野菜「ビーツ」を使ったスイーツなどの新商品を発表

www.saga-s.co.jp

佐賀新聞」の記事です。

新幹線駅開業に合わせたほうがよかったのか、1周年に合わせるほうがよかったのかはわかりませんが、温泉(地)の魅力をしっかりとアピールしていくこういったマーケティングこそ本質なのかと思われます。

三大美肌の湯であることを軸にしたマーケティングは今は女性メインかもしれませんが、10年後、男性マーケットは拡大しているでしょうしね。

嬉野では廃棄処分されるキュウリを有効活用したキュウリの漬物の開発も進んでおり、こういうグルメなどの魅力が強まって、新幹線駅の駅名も「嬉野」にしたほうがよかったという時が来ることを楽しみにしています笑

長野|野沢温泉

温泉ランキング
温泉100選 54位 じゃらん -

インバウンドの増加を見越した不動産取引が活発化

www.tsb.jp

「テレビ信州」の記事です。

新型コロナが落ち着き、インバウンドの増加、近い将来の建築費の高騰、円安もあって、国内外から投資目的で人気温泉地の不動産に動きがありますね。
熱海では首都圏からの移住人気もあってか、リフォームバブルになっているそうです。

野沢の現状はソース記事では以下のように紹介されています。

商業地のうち、野沢温泉村で最も高かった地点は8.5%上昇しました。
スキー場と温泉がコンパクトにまとまっていて外国人観光客の人気を引きつけていることから、古い物件を購入し宿泊施設に生まれ変わらせる傾向が多くなっています。
ー出典:「テレビ信州」記事

雪質のことはわかりませんが、ニセコ同様に海外からの注目が集まりつつあるのかもしれませんね。

今後、温泉地らしさ、良さを守る動きを産める温泉地と、そうではなく投資ブームで変わっていってしまうのか、分かれるかもしれません。
YouTubeで廃墟として扱われてしまう温泉地こそ、この流れをうまく活用できるとよいのでしょうが、そういった場所は集合住宅の民泊対応(規約変更)を検討することになりそうです。

現在人気の熱海ですら、集合住宅の民泊対応を検討する物件があるような話もあり、しばらく民泊にどのように対応していくのか注目です。

同じようにタクシー利用も個人的には動きが出ることを期待しています。

静岡|伊東温泉

温泉ランキング
温泉100選 58位 じゃらん 47位

じゃらんでは伊東温泉・宇佐美温泉として選出されています。

宿泊促進キャンペーン開催中

nordot.app

「GLAM」の記事です。

2023年9月から一般向け宿泊割引、バスツアー事業者向け支援キャンペーンが開催されています。

期間中に旅行を予定されている方はオトクに出かけましょう。
キャンペーン予定期間は以下のとおりです。

宿泊割引キャンペーン 2023年9月4日(月)~2024年2月28日(水)
バスツアー事業者向けキャンペーン 2023年9月1日(金)~2024年2月29日(木)

開催予定期間は事業者によって異なりますので詳しくは公式サイト、楽天トラベル、じゃらんnetほかでご確認ください。

山口|湯田温泉

温泉ランキング
温泉100選 82位 じゃらん -

温泉街にある中原中也記念館の入館者数が30年目で80万人に

www.asahi.com

朝日新聞デジタル」の記事です。

新幹線の駅名に関するニュースがあったこともあってか、温泉地で温泉(泉質)以外の魅力提供が気になりました。

歴史があるエリア、集客が進んでいる温泉地でないとなかなか新たな投資をしてコンテンツを生み出すことは難しいかもしれませんが、継続的にマーケティングをしていく必要はありそうです。

アニメ化もされた漫画「文豪ストレイドッグス」に中也のキャラクターが登場するなどして若い世代が来館するようになった一方、海外で中也の作品の翻訳が進み、ファンが増えているという。
来年は開館30周年の節目の年。
中原豊館長(65)は「より広く情報を発信していきたい」と話す。
ー出典:「朝日新聞デジタル」の記事

高齢化が進む中、次の世代の取り込み、そして訪日客を取り込んでいくためにこういったコンテンツとのコラボの重要度はますます高まりそうです。

実写(『ワンピース』のようなモデルは除く)の日本の映像作品が海外で受けるのはレアですしね。