全国の人気温泉地から最新の情報をお届けします。
温泉旅やワーケーション、温泉地の地域活性ビジネスをご参考にどうぞ。
今回は
・下呂温泉にウォーキングコースが整備
・伊香保温泉が「フォートナイト」に登場
・能登半島地震の影響で泉質に変化が見られる宇奈月温泉でご当地ビールが販売
といった記事が気になりました。
頑張れ和倉温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 12位 | じゃらん | 14位 |
総湯が営業再開へ
「東京新聞」の記事です。
まだ多くの宿泊施設は再開の目処が立っていませんが、シンボルの一つである総湯の営業再開は明るいニュースですね。
源泉に近い仕事もするようになって、井戸元や揚湯管の状況、水位、水温などがとても気になるようになりました。
以前の和倉温泉に戻る日を心からお祈りしております。
和倉温泉観光協会によるクラファン実施中
岐阜|下呂温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 2位 | じゃらん | 9位 |
ウォーキングコースを整備
「中日新聞」の記事です。
「クアオルト」という単語が受け入れられるかどうかはさておき、温泉(地)との親和性、大きな開発コストを掛けずに整備することができそうですし、他の温泉地でもマッチしそうですね。
「ガストロノミー」も温泉地のご当地グルメとの親和性が高く、単語の受け入れられ方も同様の感じを受けます。
情報発信力がある温泉地のSNSなどで、広告代理店と組んで新たな単語を生み出したほうが、個人的には温泉地の魅力がもっと伝わるような気がします。
以前、熱海の観光関連の方と話をした時に"坂を歩く楽しさを伝える"アイデアを聞きました。
広告代理店ではなくJTBやじゃらん等から新たな言葉を提案していくのもよいかもしれませんね。
神奈川|箱根十七湯
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 8位 | じゃらん | 2位 |
サステイナブルな観光地として箱根がビジネス・マーケティング部門で1位に
「トラベルボイス」の記事です。
箱根の選出理由として"モビリティの課題を克服"する内容が対象になったようです。
公式サイトの以下のぺージで内容をご覧いただけます。
公式サイトでも紹介されているように箱根も坂が多い町。
すべてのルートを公共交通機関を使うのではなく、一部の区間を歩くクアオルトの提案すると、渋滞緩和にもつながるかもしれませんね。
道の狭さはどうしようもありませんが…
群馬|伊香保温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 16位 | じゃらん | 23位 |
ゲーム「フォートナイト」内に温泉地が登場
「群馬テレビ」の記事です。
先週の有馬温泉の日帰り入浴施設の記事(関連リンク)でも取り上げましたが、ゲーム「フォートナイト」での仮想空間構築が進んでいますね。
伊香保のソース記事でもフォートナイトをメタバースとタイトルで紹介していますが、違和感があるので今回もゲームとして本記事では紹介しています。
メタバースのほうが受けがよいのでしょうが、うまくいっているメタバースはそう数が多くないので、そのうちにメタバースという言葉もあまり記事タイトルには使われなくなりそうな気がします。
和歌山|白浜温泉・龍神温泉・南紀勝浦温泉
温泉ランキング | ||||
白浜 | 100選 | 26位 | じゃらん | 40位 |
竜神 | 84位 | - | ||
南紀勝浦 | 87位 | - |
温泉地を巡るプロモーションをスタート
「テレビ和歌山」の記事です。
温泉地を巡るスタンプラリーというと軽い感じになってしまいますが、御朱印帳といえば重さを感じて魅力も増しそうです。
そしてなんらかの割引サービスを提供することなくユーザの満足度を高められそうですしね。
公式サイトにスケジュールが記載されていませんがすでにスタートしているようです。
ぜひ周辺エリアにお住まいの方はコンプリートを目指してみてください。
福井|あわら温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 31位 | じゃらん | 46位 |
温泉宿を舞台にした小説が出版
「福井放送」の記事です。
昨今はアニメやコミックで温泉地が舞台になるケースが多い中、小説で描かれることでこれまであまり該当の温泉地を意識しなかった層にもリーチするかもしれませんね。
モデルとなっている温泉宿は、志村けんさんが愛した施設です。
喜劇王を想像しながら読んでみるとまた違った魅力も感じられるかもしれませんね。
小説は2024年3月16日(土)から発売されています。
福島|芦ノ牧温泉・東山温泉
温泉ランキング | ||||
芦ノ牧 | 100選 | 52位 | じゃらん | 17位 |
東山 | 74位 |
会津若松市が入湯税の引き上げを検討
「福島民報」の記事です。
宿泊税の導入(検討)が進む中、会津若松市は入湯税の引き上げを検討しています。
新たな税よりも引き上げのほうが宿泊施設側の対応もわかりやすいかもしれませんね。
現在は国内の90%以上が150円に設定している中、150円を越える設定をしているのは5市で最高額は250円です(2024年3月現在)。
・入湯税200円 美作市(湯郷温泉)、箕面市(箕面温泉)
・入湯税210円 桑名市(長島温泉)
・入湯税250円 釧路市(阿寒湖温泉)、別府市(別府八湯※宿泊費により変動あり)
由布院温泉のある由布市は2024年10月から250円(※宿泊費により変動あり)への引き上げを検討しています。
観光客が100~200円の引き上げにより旅行を取りやめることはそれほどないでしょうし、増えた税収をいかに温泉地の将来を見た投資に使うことができるかですね。
今だけを見ているとトレンドの変化に対応できない可能性もありますしね。
税収ランキングはこちらの記事で取り上げています(関連記事)。
富山|宇奈月温泉
温泉ランキング | |||
温泉100選 | 61位 | じゃらん | - |
能登半島地震後に泉質に変化が
「チューリップテレビ」の記事です。
能登半島地震の影響からか、湯の色が透明から赤茶色になり、メタケイ酸の数値も変化しているようです。
透明度が日本一ということを聞いたことがありませんでしたが、色付きで美肌を謳ったほうが他の温泉地との差別化も図りやすいでしょうし、よかったかもしれませんね。
透明度をセールストークにして作った印刷物などのコストは残念なことになるかもしれませんが…
温泉水を使ったビールを限定販売
www.hokurikushinkansen-navi.jp
「北日本新聞」の記事です。
開湯100周年を記念して限定のご当地ビールが発売になりました。
テスト販売なのか、3000本限定なのですでにいただくことは難しいと思いますが、好評ならぜひ通年販売してもらいたいですね。
以前、クラフトビール関連ビジネスに関わる方に話を聞きましたが、ビール(アルコール)離れが進む若い層にも受け入れられるようになった要因の一つは「クラフトビール」という単語を使ったことだそうです。
多くのブランドが乱立して味もよいとは言えなかった地ビールの消費が下がっていた中、新たな単語の提案により売上が回復しています。
温泉地×〇〇の魅力を伝えるにあたり、ターゲットを明確化し伝わりやすい単語・コピーの検討をしていかないといけませんね。